中学校での陶芸サポートボランティア


  • 型抜きした直後

■日時
平成27年12月15日

■場所
一宮町立一宮中学校 在校生14名と先生方3名

■募集団体者
千葉県生涯大学校 外房学園陶芸科 1B・自主講座・OB有志(千葉県生涯大学校 外房学園陶芸クラブ)

■内容
地域の学校では、現在陶芸の設備はあるけれど、指導できる教員がいない為陶芸がやりたくてもできないというケースがしばしばあります。
今回、一宮中学校では“卒業生のために陶芸で手づくりした桜箸置きを送りたい”という企画がありました。
そんな情報から、この度は生涯大造形学部陶芸コースで学んだ皆さんが地域貢献として陶芸サポートボランティアをするという2校でのコラボレーションが誕生しました。
制作手順の流れを生涯大陶芸科講師が説明。色粘土をたたら板でスライスし(清野教授案)、型抜きを使って桜の形をつくっていく一連の工程をこどもたちが聞いています。
次回の陶芸サポートボランティアは施釉・本焼きをする2月上旬となります。
【レポート:陶芸科講師 吉野】


花びらの先端を徐々に薄くする


縁を持ち上げ、立体感をつけて仕上げる


さあ作業開始。生涯大外房学園陶芸ボランティアの皆さんが各テーブルでサポートを始めます。


「こんなふうに、こうすると、、、」コツを押さえたアドバイスは陶芸を学んだ生大生の皆さんの腕の見せ所ですね。


「花らしくなるかな?」と、こどもたちもアドバイスを聞いて一生懸命です。


笑顔でコミュニケーション。
陶芸を通じた異世代間交流が、地域での「人と人とのつながり」を結びなおしていく。
小さくともそんな灯火がここには確かに存在し始めているはずです。


「先輩たち喜んでくれるかな」後輩ひとりひとりの思いが一つ一つの作品に宿り、個性がそれぞれ出ていますね。


桜のおしべ部分は、お菓子用のデコペンに、白泥漿を詰めて押し出すと楽しくできます。(中盛講師案)


卒業生の人数分と予備をつくる為に、ざっと160個以上の箸置きが並びました。
しばらくあと素焼きとなります。