障害者が働く現場で学ぶ


  • 買い物かごの洗浄作業を見学

10月22日(水)、東葛飾学園の「地域ささえあい」コース2年生の校外学習で、障害者の皆さんが働いていらっしゃる施設を訪問しました。同コースでは、1年生の時に高齢者施設を、2年生になって児童施設と障害者施設を訪問します。今回は、大手スーパーの買い物かごの洗浄作業を行っている流山市社会福祉協議会が運営している就労継続支援B型「流山こまぎ園」をはじめ、社会福祉法人まほろばの里が運営してパン・焼き菓子の製造販売などを行っている心身障害者福祉作業所「さつき園」、トイレットペーパーの加工販売などを行っている障害福祉サービス事業所「かたぐるま」、社会福祉法人こころが運営し自社製品のレザー製品制作などが好評の就労継続支援B型「こころらいず」など4か所の施設を見せていただきました。

どの施設も作業所の方々から丁寧な説明をいただき、実際の作業現場を見学、運営のご苦労などを伺いながら自分たちにできるボランティア活動はないかと後日話し合ったりする授業です。今春入学した学生の平均年齢が72歳ということもあり、介護施設のボランティア体験の授業では「一人では敷居が高い施設見学も学園を通して複数人で行けるので心強い」と好評です。

この日の見学は室内作業だけでしたが、流山市内の社会福祉法人では農家へ職員と一緒に行って作物の収穫や種まきの準備など農作業を行う「農福連携」事業を行っている「こころらいず」や流山市役所内にある「喫茶アモール」の運営を続けている「かたぐるま」などさまざまな就労が行われています。今回のように身近にありながら意外と知らない地域の施設について学び、自分たちに出来ることはないかと考える授業もあります。千葉県生涯大学校では令和8年4月から入学をご検討されていらっしゃる方々やそのご家族の皆さんを対象にオープンキャンパスなども開催しています。お気軽に東葛飾学園(04-7152-1181)へお問い合わせください。


就労施設のスタッフから説明を受ける学生


説明を聞いた後は作業現場へ移動


ご利用者の休憩室など施設内部を見学


施設では少人数グループに分かれての学習