ジャズでこども食堂を応援
4月5日(土)、流山市生涯学習センターで、食材費の物価高騰などで運営に苦労しているこども食堂を応援しようとチャリティコンサートが行われました。
この企画は令和6年3月にも計画され、主催する流山市生涯学習センターとザ・サードコースト・ジャズオーケストラ、そして千葉県生涯大学校東葛飾学園の三者が準備を重ねてきましたが、元旦に発災した能登半島地震を受け、急遽、目的を被災地復興支援に変更して開催した経緯があります。
千葉県生涯大学校東葛飾学園は、流山市生涯学習センターが今年2月に障害のある人もない人も一緒に楽しもうと「障害者文化芸術活動推進事」として開催した「チャレンジド・ステージ」でも学生の皆さんがボランティア活動を積極的に行うなどさまざまな面で連携しています。
演奏をされたザ・サードコースト・ジャズオーケストラは、東葛飾・京葉地域の社会人によるビッグバンドです。これまでも東日本大震災被災地支援をはじめとするさまざまなチャリティコンサートを行っています。
厚生労働省によると、およそ9人に1人のこどもが貧困状態にあるとされていますが、若者の貧困問題は発覚しにくいことも事実です。「千葉県生涯大学校こども食堂」は、東葛飾学園の授業の中で地域の課題を考え、学生が自分たちの手でできることから始めようと平成29年12月にスタートし、夏休みには学習サポート会や地域と連携した歌や人形劇、マジック、踊りなどの体験なども行うなどユニークな活動を展開しています。この日、寄せられた募金は流山市子ども食堂ネットワークなどを通じてこどもたちのために役立てられます。